オンプレミス版・クラウド版の機能差異
MotionBoard CloudおよびMotionBoard Cloud for Salesforce(以降MotionBoard Cloudと表記)には、提供形態が異なる「オンプレミス版MotionBoard」があります。
用意されているマニュアルの一部はオンプレミス版MotionBoardのものですが、提供形態の違いから一部の機能に違いがあります。
本ページでは、オンプレミス版とクラウド版の機能の差異について示します。各種マニュアルを読み進める際に、併せてご覧ください。
全般
ログイン画面では、製品によって次の違いがあります。
MotionBoard Cloudの場合、オンプレミス版とは異なるデザインのものが表示されます。
MotionBoard Cloud for Salesforceの場合、MotionBoardのログイン画面は表示されません。
製品ロゴが異なります。ボードツリーのアイコンなどが該当します。
MotionBoard Cloudへのアクセスは、HTTPS接続のみ可能です(HTTP接続はできません)。
データソースと認証
使用可能なデータソース(データベース)は、エディションによって異なります。
作成可能な外部接続設定の上限数は「10」です。
Google Analyticsなど、Googleのサービスを利用した接続で使用可能な認証方法は、Googleのサービスアカウントを用いた方法のみです。
[データソース選択]画面の[system datasources]において、次のデータソースは使用できません(表示されません)。
[Server]-[CPU]
[Server]-[GC]
[Server]-[Memory]
使用可能な認証設定では、製品によって次の違いがあります。
MotionBoard Cloudの場合、使用可能な認証設定は、エディションによって異なります。
MotionBoard Cloud for Salesforceの場合、使用可能な認証設定は、Salesforce認証(SFDC認証)とローカル認証です。
スコアリングは使用できません。
接続用ドライバーの作成は不要です(使用可能なドライバーはあらかじめ登録済みです)。
次のデータソースとの外部接続は設定できません。
Dr.Sum Datalizer
Oracle RAC
Plugin(拡張プログラム)
Red Hat JBoss
Rserve
分析
リアルタイム分析はエディションによって使用できます。
MotionBoard Cloud for Salesforceの場合、データソースがSalesforceのオブジェクトを使用したRFM分析はできません。
データストレージ
データストレージは、オンプレミス版では「スナップショット保存先」と呼んでいます。呼称は異なりますが、機能は変わりません。
データストレージを使用するために、データベースを用意する必要はありません。
データストレージの最大登録件数は30件です。
データストレージのタスクにおいて、次の仕様となります。
データを書き出すタスクのスケジュールでは、書き出し時の時間間隔は設定できません。
実行予定時刻の設定上限数は「1」です。
システム設定
システム設定の画面のうち、次のものは使用できません(表示されません)。
[プログラム]画面
[プラグイン]画面
[テナント管理]画面
[スナップショット保存先]画面
[ログイン禁止時間帯]画面
[メールサーバー]画面
[サーバー情報]画面
[シングルサインオン]画面(MotionBoard Cloud for Salesforceの場合)
[アカウントロック]画面
[利用状況データ]画面
MotionBoard Cloudの場合、[シングルサインオン]画面では、[外部シングルサインオン]の[SAML連携]以外の接続方法は使用できません(表示されません)。
システム設定の画面のうち、次のものはエディションやオプションによっては使用できません(表示されません)。
[ブリッジサービス]画面
[ファイルコネクター]画面
[SVFサーバー]画面
[インメモリOLAP]画面
[リアルタイム連携]画面
[チャット]画面
[全般]画面の項目のうち、次のものは使用できません(表示されません)。
[パスワードをシステム変数として利用する]
[データ取得/更新時実行プログラムを利用する]
[プロキシサーバー]
[ウィンドウタイトル]
[インストーラーのダウンロード形式]
[スナップショット処理タイムアウト(秒)]
[レポート配信タスクタイムアウト(分)]
[権限チェックを厳しくする]
[フォルダー権限の優先順]
[データベース参照権限の優先順]
[データベース更新権限の優先順]
[明細表]のグループに属する項目
[GEOアイテム]のグループに属する項目
[レポート配信]のグループに属する項目
[SVFレポート]のグループに属する項目
[Excelレポート]のグループに属する項目
[アカウントロック]のグループに属する項目
[Datalizer連携]のグループに属する項目
[タスク]画面の項目のうち、次のものは使用できません(表示されません)。
[インメモリOLAP](エディションやオプションに依存)
[サーバープログラム]
[レポート配信](オプションに依存)
[インポート対象選択]画面、[エクスポート対象選択]画面の項目のうち、次のものはエクスポート対象外です(表示されません)。
[全般]
[プログラム]
[ユーザー]
[接続/認証]
[ログイン禁止時間帯]
[メールサーバー]
[ログ]画面の[通常ログに例外発生時情報も出力]は使用できません(表示されません)。
[外部接続]画面の項目のうち、次のものは使用できません(表示されません)。
[MotionBoard Query Engine ALL on Memory](接続先タイプ[MotionBoard QueryEngine]の[ドライバタイプ])
[SVFサーバー]画面の項目のうち、次のものは使用できません(表示されません)。
[プロキシサーバーを使用する]
[プロキシサーバー]
[プロキシポート]
オンプレミス版MotionBoardの場合、[カメラ連携]画面で、[MBクラウド録画]を使用できません(表示されません)。
アイテム
アクション種別[サーバープログラム起動]のボタンアイテムは作成、使用できません。
明細チャートアイテムは使用できません。
GEOアイテムのハフモデル機能は使用できません。
GEOアイテムの到達圏の機能では、次の制限があります。
指定可能な最大移動時間は180分です([道路を考慮した到達圏の条件指定]画面の[スタート地点からの移動時間])。
算出対象となる最大到達距離は100kmです([道路を考慮した到達圏の条件指定]画面の[移動速度 km/h]と[スタート地点からの移動時間]から算出)。
MotionBoard Cloud for Salesforceの場合、イメージ化されたアイテム(イメージチャートなど)の公開用URLには、ログインIDとテナントIDは付加されません。
プラグインアイテムで、ユーザーが作成したjsファイルは使用できません。
リンクアイテムで、[リンク追加]画面の[Datalizer]タブは使用できません(表示されません)。
リアルタイム連携
リアルタイム連携に関する次の機能は、エディションによって使用できます。
システム設定の[リアルタイム連携]画面
GEOアイテムのプロパティの[リアルタイム連携]タブ
リアルタイム分析([データソースエディタ]画面の[分析]を選択すると表示される[リアルタイム分析]画面)
[データソース選択]画面の[system datasources]-[Realtime]
リアルタイム連携のWeb API
MB IoT Agent
リアルタイムアラート
リアルタイムアラートの機能における、アラート監視の最短の実行間隔は、エディションによって異なります([ボード管理]画面の[リアルタイムアラート]タブの[実行間隔])。
リアルタイムアラートの機能のうち、次のアラートアクションは使用できません(表示されません)。
[拡張プログラムを実行する]
[サーバープログラムを実行する]
モデル
モデルのタスクにおいて、次の仕様となります。
タスクが実行されるまでの最大待ち時間(タイムアウト)は30分です。
実行時にタイムアウトするまでの最大待ち時間は60分です。
実行予定時刻の設定上限数は「48」です。
モデルのデータ格納先は、「DataStorage」のみ選択できます(ファイルコネクターやDr.Sumは選択肢として表示されません)。ただし、インメモリOLAPのオプションがある場合は、インメモリテーブルも格納先として選択できます。
データの書き戻し
MotionBoard Cloud for Salesforceの場合、Salesforceのオブジェクトに対してデータを書き戻す際は、次の制約があります。
[データベース入力]画面の[更新キー]には複数の項目を指定できますが、有効になるのは、オンの項目のうち最も上の項目だけです。
[データベース入力]画面の[更新キー]に、ID以外の項目を指定する場合は、Salesforceの設定の[外部システムの一意のレコード識別子として設定する]をオンにする必要があります。
[バリデーション設定]画面では項目に対して入力規制を指定できますが、Salesforceのオブジェクトの設定によっては、指定した入力規制が有効にならない場合があります(最終的に、Salesforceのオブジェクトの設定に従うためです)。
結合データソースの場合は、メインデータソース(DS1)にのみ書き戻せます。
仮想オブジェクト(活動など)に対するデータの書き戻しは、「ToDo」や「行動」を使って書き戻すようにしてください。
レポート出力
SVFレポートに関する機能や画面は、SVF Cloudを契約している場合に使用、表示できます。
Excelレポートに関する機能や画面は、標準の機能として使用、表示できます(オプションではありません)。
PowerPointポートに関する機能や画面は、標準の機能として使用、表示できます(オプションではありません)。
SVFレポートとして出力可能な形式は、SVF Cloudで出力可能な形式に従います。
レポートを配信するタスクにおいて、タスクが実行されるまでの最大待ち時間(タイムアウト)は30分です。
クライアントアプリケーション
MotionBoard Agentでデータストレージを操作する画面([アイテム種別]で[データストレージ]を選択)を表示している場合は、右クリックメニューと[新規作成]ボタンは使用できません。
モバイル端末用のアプリケーション名は、オンプレミス版では「MotionBoard Mobile」、クラウド版では「MotionBoard Cloud Mobile」となります。呼称は異なりますが、機能は変わりません(登録されるサーバーURLのみ異なります)。
その他
インメモリOLAPやブリッジサービスに関連する機能は、エディションやオプションによって使用できます。
フェデレーションサービスは使用できません。
[タスク詳細設定]画面の[フォルダー格納]タブの[サーバーフォルダー]は使用できません(表示されません)。
RC Serviceに関する各種設定はできません。
組み込みの管理者ユーザー(admin@local)は使用できません。
一部のファイルコネクターは、エディションやオプションによっては使用できません。
Plugin(拡張プログラム)は使用できません。
コマンドラインツールは使用できません。
MotionBoard Cloudでは、システム管理ガイドに記載されるサーバー側の各種設定はできません(メモリ割り当て量の変更やポート変更など)。
明細表アイテムからExcelファイルをダウンロードしたり、Excelレポートを出力したりする場合に出力できる明細データの最大行数は、100,000行です(変更できません)。
リンクボードの作成で、[リンクボード設定]画面の[Datalizer]タブは使用できません(表示されません)。
MotionBoard Cloudから送信できるメールのサイズ上限は30MBです。