Universal Connect/X の メール送信機能使用時の注意事項

製品ブランド:

SVF

SVF Cloud

製品名: Universal Connect/X
バージョン: 10.1、10、9.2、全バージョン

公開日時:

2021/06/14 09:00

更新日時:

2021/10/11 11:00

記事番号:

000021584

注意事項

Universal Connect/X Mail Edition(以降UCXとする)のメール送信機能について、メール送信先の設定およびインプットデータに注意しないと意図しない宛先へのメール送信になる場合があります。

注意事項詳細

UCXには、帳票データを生成(例えばPDF)し、それを添付してメール送信する機能があります。
また、UCXにはフィールド参照という機能があり、帳票生成の元となるインプットデータから値をとって、その値を出力ファイル名などに指定する事が可能です。
このフィールド参照機能を使用して、UCXのメール送信の宛先を指定した場合、お客様にとって意図しない宛先へのメール送信になる場合があります。

UCXのフィールド参照機能の仕様の一つとして、参照を指定されたインプットデータのフィールド(カラム)が空の場合、同一ジョブの中でそれ以前のレコードデータで直近の値を引き継ぐという処理になっています。
したがって、参照を指定しているメール宛先のアドレスのデータが空であった場合、それ以前で直近の値が指定されメール送信するという動作になります。
それ以前で最新の値が意図しない宛先である場合、お客様にとって意図しない宛先へのメール送信となります。

注意事項例示

以下簡単なサンプルCSVデータを用いて例示します。

以下のようなCSVデータをUCXで処理させた結果、3つのPDFファイル(AAA.pdf、BBB.pdf、CCC.pdf)が出力されるようなジョブがあったとします。
(黄色塗りつぶし行はヘッダー行です。)

文書名 請求先会社名 出力ファイル名 請求先メール宛先
請求書AAA 請求先AAA AAA.pdf AAA@AAA.com
請求書BBB 請求先BBB BBB.pdf BBB@BBB.com
請求書CCC 請求先CCC CCC.pdf  

 

UCXメール送信設定として、以下のようにフィールド参照の機能を用いて、宛先が指定されていたとします。
(メールToに「?請求先メール宛先」と設定されており、インプットデータの「請求先メール宛先」カラムを参照する設定がされている状態。)

設定画面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このサンプルCSVのメール送信処理の結果は以下のようになります。

「AAA.pdf」を「AAA@AAA.com」にメール送信
「BBB.pdf」を「BBB@BBB.com」にメール送信
「CCC.pdf」を「BBB@BBB.com」にメール送信 ※

 

※の結果は、処理するCSVレコードの「請求先メール宛先」が空であるため、それ以前の直近の値である「BBB@BBB.com」が引き継がれて、メール送信される事になります。
仮にその結果がお客様にとって期待されるものでない場合、お客様にとって意図しない宛先にメール送信される結果となります。

補足:
メールToにフォーカスして説明・例示していますが、メールCcやメール本文などをフィールド参照で指定されているなら、同じ事がいえます。

 

対応方法

Ver.9.2 Service Pack 10以降のUCX をご使用の場合

UCX動作設定の[メール設定]ー[メール誤送信防止]の「レコードデータのメール関連項目に値が存在しない場合、直近で使用された値を引き継がない」を設定することにより、メール関連項目(To、Cc、Bcc、From、Reply-To、件名、本文)の参照先のデータが空の場合、同一ジョブ内の最新の値を引き継がずに、空の値が設定されます。
また、宛先(To、Cc、Bcc)にあるデータに応じたメール送信やメール送信に失敗した場合にエラーとし処理を停止する設定をすることも可能です。
詳細は『Universal Connect/Xユーザーズマニュアル』ー「[メール設定]の操作と設定」をご参照ください。

UCXメール誤送信設定

 

Ver.10.1~Ver.10.0、Ver.9.2 Service Pack 9以下のUCXをご使用の場合

設定ファイルに以下パラメーターを設定する事により、フィールド参照機能の処理仕様である、データが空の場合、同一ジョブ内の最新の値を引き継ぐという処理が無効になり、空の値をそのまま使用します。
設定は、UCXプロセスを停止し、設定ファイルをテキストエディタで変更して、保存します。
(ファイルのエンコードを変えないように保存してください。)

 

UCX設定ファイル
%FIT_PRODUCTS_BASE%/UniConX/unicon.ini (Windowsの場合)
$FIT_PRODUCTS_BASE/UniConX/unicon.ini (Unix、Linuxの場合)

 

設定項目・値(unicon.iniの[Default]というセクションに、「printblankdata」という設定項目を「true」と指定。)
[Default]
printblankdata=true

 

【回避策の影響】

「printblankdata=true」を指定した際の影響は以下があげられます。

・フィールド参照機能を使用したすべての箇所で、最新の値を引き継ぐという処理は無効になります。

 

例えば、出力文書名などの指定もフィールド参照の機能を使用した指定が可能です。
他で使用されているフィールド参照の設定では最新の値を引き継ぐ機能を使用していた場合には影響が出ます。

 

・メールの宛先(To)の指定がない場合には、CCに宛先指定があったとしても、UCXはメール送信を行なわず、エラーにもなりません。

 

メール送信されていない事に気付けない可能性があります。

 

回避策の影響が許容されない場合には、メール宛先にて、「フィールド参照」している全レコードに値がはいっているインプットデータをUCXに渡すといった対処が必要です。
注意事項例示のデータであらわすと以下のようにするという事です。

文書名 請求先会社名 出力ファイル名 請求先メール宛先
請求書AAA 請求先AAA AAA.pdf AAA@AAA.com
請求書BBB 請求先BBB BBB.pdf BBB@BBB.com
請求書CCC 請求先CCC CCC.pdf CCC@CCC.com

CCC@CCC.com データをセットして空データをなくします。

 

参考

UCXのバージョンの確認方法は以下をご参照ください。

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