空白(NULL)値を0として扱う方法
製品ブランド: |
MotionBoard Cloud MotionBoard |
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製品名:
MotionBoard Cloud for Salesforce
,
MotionBoard Cloud
,
MotionBoard
バージョン: バージョン指定なし
MotionBoardでは設定によりNULL値を「0」と表示することが可能です。(※1)
ただし、計算上ではNULL値と扱われるため、0として扱いたい場合には明示的にNULL値を0に変換する必要があります。
チャートアイテムの場合
【設定方法】
- [データソースエディタ]画面を開き、対象の項目を集計項目に配置します。
- 対象の項目で「事後計算項目」を作成します。
- [事後計算項目 設定]画面の中央にある【計算結果がNULLの場合0とする】にチェックを入れます。
- 作成した「事後計算項目」を集計項目に配置します。
<参考>
カーソルを当てた際に表示される[データチップ]上で「NULL値」の場合と「0」の場合では表示が異なります。
- NULL値の場合の[データチップ]
- 0の場合の[データチップ]
また、一部のNULL値のみを0として扱う場合には「isNaN関数」をご使用ください。
【設定方法】
- [データソースエディタ画面]を開き、以下のような計算式で「事後計算項目」を作成します。(※2,※3)
計算式:(isNaN(Self([集計値]))? 0 : Self([集計値]))
- 作成した「事後計算項目」を集計項目に配置します。
明細表の場合
【設定方法】
[データソースエディタ]画面を開き[追加項目作成]にて以下内容の[カスタム項目]を作成します。
データ型:数値型
計算式:NVL(数値項目,0)
※NVL関数はデータソースがDr.Sumやデータストレージの場合に利用できる関数です。
数値項目にNULLがある場合に0に置き換えます。
※1 [チャートエディタ]-[集計表設定>集計表]の【集計表の設定】にある「集計値が空の場合0として表示する」の設定がオンの場合
※2「isNaN(引数)」は、引数が非数(NULLを含む)かどうかを判定する数学関数です。非数の場合はtrueを、そうでない場合はfalseを返します。
※3 上記の計算式は、条件分岐を三項演算子で記述したものです。三項演算子は次の形式で記述します。
「条件式 条件式が成立した場合(true)の戻り値 : 条件式が成立しなかった場合(false)の戻り値」
参考マニュアル:
- MotionBoard Cloud マニュアル(クラウド)
ボードとアイテムの作成・操作 > データソース作成ガイド > 追加項目の作成 > 事後計算項目を作成する > 事後計算項目で使用可能な関数
ボードとアイテムの作成・操作 > データソース作成ガイド > 追加項目の作成 > 事後計算項目を作成する > 事後計算スクリプトの記述ルール
MBC-付録1 カスタム項目で使える関数 > MBC-付録1-2 データストレージで使用できる関数 > MBC-付録1-2-4 変換関数 - MotionBoard マニュアル(オンプレ)
ボードとアイテムの作成・操作 > データソース作成ガイド > 第1章 データソース定義の作成 > 1-6 追加項目を作成する > 1-6-1 事後計算項目の設定 > 1-6-1-1 事後計算関数
ボードとアイテムの作成・操作 > データソース作成ガイド > 第1章 データソース定義の作成 > 1-6 追加項目を作成する > 1-6-1 事後計算項目の設定 > 1-6-1-2 事後計算スクリプトの書式